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毎日新聞「若い教師が新聞を読まないので読め」

 教育に新聞を Newspapers in Education を訴えている新聞社の話。



教育考現論:ポスト3・11の学びとは/その5 先生に新聞を

 「NIE(教育に新聞を)」活動が注目を集めるなか、最近開かれたNIE全国大会(7月25~26日、青森市)と全国新聞教育研究大会(8月1日、東京都)に参加して、いささか心配に思うことがあった。

 「とにかく若い先生が新聞を読まない」「新採用の先生たちはあまり新聞をとっていませんよ」--。新聞活用の授業に積極的な全国のベテラン教師たちが口々に嘆いたのだ。

 「それでNIEを?」と思わず口をついて出た。なるほど、1人暮らしの大学生のうち新聞を購読しているのは極めて少数だ。では教師になれば、新聞をとり始めるか。残念ながら、そう簡単にはいかないようだ。

 今春、記者派遣事業を大阪で担当している同僚が大阪府、大阪市、堺市の3人の教育長にチョッピリ嫌みを込めて訴えたという。

 「新聞記者は誰かをインタビューする時には、少なくともその人のことを調べてから行きますよ。ところが先生はどうですか。新聞が最近何を書いているのか調べもせずに記者の出前授業を頼んできたりする。せめてひと月なり、ふた月なり新聞を購読するのが社会人としての礼儀でしょう。若い先生方にそのへんのところを教えてあげてくださいよ」

 世界新聞協会(WAN)が作成した文書「NIE Get Started(さあ、NIEを始めよう)」は「NIEが成功するには、学校と新聞社の緊密な関係が不可欠だ」と強調している。新聞はいま何を書いているのか。そうした認識が相互理解の前提だ。同僚の苦言はNIEの行く末を危惧したものだった。

 NIEは「Newspapers in Education(教育に新聞を)」の頭文字をとった呼称だが、それになぞらえて、「先生に新聞を」活動が必要ではないかと、英字新聞の担当者に話すと、こんなキャッチフレーズをひねりだした。

 「N:TFT」--。これは「Newspapers: Textbook for Teachers」の頭文字だという。彼は「NIEで生徒に新聞を読ませる前に、先生自身がちゃんと新聞を読んで勉強しなはれ、という趣旨。つまり『先生に新聞を』を意訳したものです」と説明した。

 希望は失っていない。東日本大震災の新聞記事を使って意欲的な授業を展開する先生たちがいるからだ。そうした姿は新聞の作り手である私たちの大きな励みにもなる。ぜひ若い先生も新聞を手にとってほしい。NIEが動き出すのはそれからだ。【編集委員・城島徹】

2011年8月4日


毎日新聞
http://mainichi.jp/life/edu/jojima/news/20110804org00m040015000c.html



 マスコミに不信感があるせいで「教育に新聞を」「学校と新聞社の緊密な関係が不可欠」「先生は新聞を読んで勉強しろ」「生徒も新聞で勉強しろ」と言われると、「教育のためなのかぁ。それじゃあタダで教師と生徒に新聞読ませてあげてね」と言いたくなる。

 新聞を売りたい新聞社の思惑を、教育のためという隠れ蓑でごまかしてる気がしてならない。うさんくさいんだよねマスコミは。営利企業のくせに奇麗事を並べてるというか。イデオロギー丸出しの記事を書いて、新聞は公正公平中立中道ですよみたいな顔をしてるところとか。

 ひねくれてる? すべてマスコミの日頃の行いのおかげです。



 今春、記者派遣事業を大阪で担当している同僚が大阪府、大阪市、堺市の3人の教育長にチョッピリ嫌みを込めて訴えたという。

 「新聞記者は誰かをインタビューする時には、少なくともその人のことを調べてから行きますよ。ところが先生はどうですか。新聞が最近何を書いているのか調べもせずに記者の出前授業を頼んできたりする。せめてひと月なり、ふた月なり新聞を購読するのが社会人としての礼儀でしょう。若い先生方にそのへんのところを教えてあげてくださいよ」



 記者は教育長に嫌味を言う前に「なぜ新聞が読まれなくなったのか」を考えたほうがいいと思う。



タグ:毎日新聞
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コメント 1

本気にする若者がいたら、可哀想なので、載せます

>新聞記者は誰かをインタビューする時には、少なくともその人のことを調べてから行きますよ
嘘です
新聞記者は、調べるどころか、自分のところの新聞さえ読みません
その証拠↓
「北海道新聞 昭和61年(1986年)3月8日 朝刊 
北見工大生が凍死
【津別】 7日午後3時ごろ網走管内津別町沼沢の山林で北見市 東陵町、北見工大4年 Aさん(26)が死んでいるのを捜していた同大の職員が見つけ美幌署に届け出た。
 調べによると死因は凍死でAさんは今月2日から同学生寮からいなくなった。
Aさんは単位が取れず卒業できるかどうか悩んでいたといい同署は事故と自殺の両面から調べている」実名はぼかした。番地は省略した
その3年後・・・
「<社説> いま、大学って何なのだろう
平成元年(1989年)3月27日 北海道新聞 朝刊
大学レジャーランド化の構造がここにある。
親のスネをかじって、ファッション感覚で大学生となり、いったん大学にはいってしまえば勉強の質も量も問われない」
ちなみに、北海道新聞は、北海道では、大新聞であり、有名な新聞です
by 本気にする若者がいたら、可哀想なので、載せます (2012-02-12 15:43) 

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