山形新聞社長「新聞はバランスのよい定食弁当」
新聞はバランスよい「定食弁当」 山形新聞黒沢社長が講演・山形
2011年10月05日 12:04
黒沢洋介山形新聞社長が新聞の役割などを語ったセミナー=山形市・ホテルメトロポリタン山形
山形市倫理法人会の100人モーニングセミナーが4日、山形市のホテルメトロポリタン山形で開かれ、山形新聞社の黒沢洋介社長が特別講話を行った。
新聞をバランスよく情報が詰まった「定食弁当」に例えた上で、黒沢氏は「インターネットなどの電子メディアから好きな情報だけを食べて(収集して)いては生活習慣病になる。社会人が日常生活を送る上で、毎日これを食べていれば生きていけるという栄養バランスのとれたものが新聞。特に若い人たちは毎日読んでほしい」と話した。
新聞の三大特性である一覧性、携帯性、記録性の強みは電子メディア時代になっても変わらないと強調。さらに「最近の読者は新聞を単なる情報収集源としてだけでなく自分の情報を発信するツールと考えている」とし、そうしたニーズに応えていく考えも示した。
また、駆け出しの新聞記者時代のエピソードなどを交えながら「記者に必要な資質は疑問と怒りを持っていること。先輩たちの姿から、一つのことを考え続けていれば必ず道は開けることを学んだ」と語った。
セミナーには、会員など約140人が参加した。
山形新聞
http://yamagata-np.jp/news/201110/05/kj_2011100500130.php
もう言い飽きてきましたが、「新聞の情報のバランスがよいかどうかを判断するのは読者」であり、新聞社側が「うちはバランスがいい」なんて厚かましいにも程がある。大体、新聞はバランスが良くなきゃ駄目なの? ガンガン偏ったっていいじゃない。中立で公平で公正な新聞なんざないんだから。
新聞が本当に必要なら読まれる。不要だから読まれなくなってるだけ。新聞にあるニュースは不要だが、ネットにあるニュースは必要。新聞は不要だがネットは必要。新聞というメディアが時代遅れだってだけの話。
新聞を読んだって好きな記事だけ読んでりゃ偏食になるし、逆に一種類の新聞を読むよりインターネットで各社の記事を読んだほうがバランスがいい。
新聞の三大特性である一覧性、携帯性、記録性の強みは電子メディア時代になっても変わらないと強調。
大仰に新聞の三大特性なんて挙げてますが、どれも微妙なところ。この三つのうち唯一、記録性だけは電子メディアに勝ってると思います。なんせ一度刷った新聞の内容は後から書き換えできないし。新聞が誤報・捏造したら一生残り続けます。
それよりむしろ新聞は、速報性でネット・テレビ・ラジオに負け、映像でネット・テレビに負け、音声でネット・テレビ・ラジオに負け、情報量でネットに負けるってことのほうが痛いよ。こんだけ他のメディアに負けてればそりゃ誰も新聞読まなくなるわって話。ていうか、新聞は他のメディアに勝ってるところ何かあるの?
さらに「最近の読者は新聞を単なる情報収集源としてだけでなく自分の情報を発信するツールと考えている」とし、そうしたニーズに応えていく考えも示した。
これはどういうこと? 新聞に投稿するってこと? うちみたいに新聞に文句つけるブログのこと?
社長のお爺ちゃんがこんな考えで、お偉方のお爺ちゃんたちも一緒になって「そうだそうだ!」って納得してるようじゃあ、山形新聞も未来がないね。というか新聞の未来がないね。若い人は気合と根性で老人たちを納得させるか、さっさと逃げたほうがいいよ。
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