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中国政府、ニュースを検閲して真っ黒に [マスコミ]

 今回は中国のマスコミ(政府)の話。



NHK画面また真っ黒…胡主席会見を中国規制か

 【北京=関泰晴】中国主要メディアは20日、胡錦濤国家主席が19日にワシントンでオバマ米大統領と行った共同記者会見について、胡主席の具体的な発言内容など詳細を報じなかった。

 会見では、人権問題で米メディアの記者が「あなたは質問に答えていない」などと胡主席に詰め寄る場面もあったため、当局が報道を規制したとみられる。

 国営新華社通信は、首脳会談についての配信記事の最後で、「両国元首が共同記者会見を行い、記者の質問に答えた」と報じたのみだった。中国中央テレビも会見の映像を放映したものの、やりとりなどの中身は伝えなかった。

 また、北京で視聴できるNHK国際放送のニュースでも、胡主席に対する抗議行動や共同記者会見の場面になると、突然放映が遮断され、画面が真っ黒になった。
(2011年1月20日19時25分 読売新聞)

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110120-OYT1T00805.htm



米中首脳記者会見は写真だけ=一問一答報じず-中国メディア

 【北京時事】中国国営新華社通信は20日、米中首脳が19日、ワシントンで行った記者会見について、首脳会談に関する記事の末尾に「両国元首が共同記者会見をし、記者の質問に答えた」とだけ伝え、人権問題を含む会見の中身については触れなかった。共産党機関紙・人民日報(電子版)なども新華社が配信した写真を掲載しただけだった。
 胡主席が記者の質問に答えることはあまり例がなく、中国当局は人権など敏感な問題に関する胡主席の発言内容を国民に知らせないよう、国内メディアの報道を規制しているのは確実だ。
 首脳会談を報じた新華社電は、胡主席の発言に3分の2を割き、胡主席が提起した台湾問題や中国の主権・領土問題については詳しく報じたが、オバマ大統領が言及した人権問題は伝えなかった。(2011/01/20-13:13)

時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011012000412



 中国ではこんな感じでニュースが検閲されます。当然ながらネットも厳しく検閲されています。フォーラムや掲示板の管理者はNGワード(中国政府への批判など)をせっせと設定して、政府に目を付けられないようにがんばっているらしい。また、中国国内からは、Google、YouTube、Twitter、Flickr、Wikileaks、2ちゃんねる、ニコニコ動画なんかの有名サイトが見られないようです。

 マスコミは第四の権力とか社会の木鐸なんて言われますが、中国のマスコミはもう終わってます。これに比べれば日本のマスコミはまだマシか。下を見ても成長しないんですけどね。

 報道の自由度の指標として、国境なき記者団(http://en.rsf.org/)が毎年発表している「報道自由ランキング(Press Freedom Index)」の2010年度版を見てみると、こんな感じになっています。



Press Freedom Index 2010

1 Finland
- Iceland
- Netherlands
- Norway
- Sweden
- Switzerland
7 Austria
8 New Zealand
9 Estonia
- Ireland
11 Denmark
- Japan
- Lithuania

(中略)

171 China
172 Sudan
173 Syria
174 Burma
175 Iran
176 Turkmenistan
177 North Korea
178 Eritrea

http://en.rsf.org/press-freedom-index-2010,1034.html



 中国171位と北朝鮮177位か……。近場の日本は大変だ。ちなみに最下位のエリトリアは一党独裁制でまだ憲法もなく選挙もないアフリカの国らしい。

 最後に。「思ったよりも日本のランクが上だった」。



タグ:中国
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